雨降りはキャンプ日和

「2001年9月11日、アメリカで4機の旅客機が、次々とビルに激突、または墜落した。
そのとき、敵地(アフガニスタン)にいた一人のアメリカ人青年は、世界中の"大きな誤解”に気づいていた。

全米で360万部突破。ニューヨークタイムズ・ランキング30週間1位。ベストセラーリストに154週ランクイン。
話題の感動ノンフィクションがついに上陸します。

世界一の難所とも言われる"K2”登山に失敗した一人のアメリカ人青年グレッグが、パキスタンの山間にある小さな村で助けら
れた。村人たちの優しさに胸を打たれた彼は、恩返しをしようと再びこの地に戻り「学校を作る」と約束する。
貧しいグレッグはアメリカ各地を奔走し、資金を
かき集めて戻った。だが保守的なイスラムの地にあって彼は異教徒だ。苦労して手に入れた学校の資材を奪われそうになったり、隣村の長老たちから恐喝されたり、タリバンに監禁されたり、
追放勧告を受けるなど、数々の困難をしいられる。それでも変わらぬグレッグの意思と愛情がイスラム社会に次々と変化を起こし、やがて彼は国中から尊敬されるようになる。そんな折に「9.11テロ」が勃発。“敵国”で活動するグレッグは突然窮地に立たされる。アメリカ中の国民がグレッグを非難、反対にイスラムの人々は必死にグレッグを守ろうとする。そのときグレッグが見つけた道とは?」

アマゾン　内容紹介より

キャンプに行けない日々には家でゆっくり読書をするのもいい。

この「スリー・カップス・オブ・ティー」。一人の登山家がK2登山に失敗することから始まります。
愚直なまでにまっすぐなこの男性は様々な困難に立ちふさがれながらもその行動力と恐らく天性の強運に
助けられながらとても立派なことを成し遂げていきます。
誰もが心のどこかで思うであろう小さなボランティア精神。
そして誰もが日々の雑務や自分の生活に手一杯で実際に行動に移すことはないことをこの男性は
見事に成し遂げていきます。

イスラム社会のこと、9.11テロのことなど絡み合って色々と出てきますが
まずは素直にこの男性の行動力に心を動かされて欲しいと思います。

「やらないこと」へ逃避することは簡単です。
目をつぶればいい、耳をふさげばいい、心を閉じればいい、
「やらないこと」の言い訳は数多く容易に揃うと思います。

この男性のように大きなことを目標にすることは出来なくても
今、自分に出来ることが必ずあるはず。

めんどくさがりで少し心が折れるとすぐに逃避してしまう自分への戒めのためにも＾＾；
この本をここで紹介させていただきました。