雨降りはキャンプ日和

点火しないスポーツスターに一瞬気を失いそうになりながらも生き抜く為には食べねばならない（おおげさ　笑）
こうして期せずして焚き火だけで調理をまかなうと言う自分の理想のキャンプになったのでした。
願わくばもう少しソロキャンプに慣れてから余裕を持ってやってみたかったもののしょうがない。
思いがけずサバイバルっぽいソロキャンプの夜になったのでした。

スノピの焚き火台Sに炭と薪を突っ込み荒れ狂う強風の中、ぎゅう鍋をぐつぐつと煮込みます。
焚き火缶が風で揺れる為、写真でも焚き火缶だけブレていますね。
薪は一束半持っていきました。でっかい薪だったので鉈で割ろうと思ったのですが慣れていない
ためにうまく割れず。
一旦火がつくとあっと言う間に燃え尽きていってしまうほどの強風。
一束半全部使い切っても構わないから飯は必ず食ってやる。もう意地です（笑）

ぎゅう鍋が煮込めたので次は炊飯です。
味なんか見ている余裕はなし（笑）すき焼きのタレだから間違いないだろうということで。



始めは強火で・・・チリチリとした音を聞いて・・・焦げの匂いがしてきたら・・・って。

強風と雨の中ではどれも無理ですから（笑）
こんだけ風に煽られてものすごい火力になってるのに火力調整も何も・・・。
もうやけくその勘でやるしかないです。
この状況でふっくら美味しいご飯～♪なんてどうでもいいし。





奇跡的に若干の焦げが出来たのみで炊き上がったご飯と、もう一度焚き火に突っ込んで温め直した
ぎゅう鍋。
腹の中に温かいものが入るとこんなに落ち着くなんて
食器なんかいらない。焚き火缶の蓋を取り皿にすれば充分ですわ。

それにしてもやればできるものだ。
無ければないで何とかなる。必要なのは信頼できる道具と根性だけだ（笑）
スノピの焚き火台と焚き火缶は、この夜を乗り切ってくれたことでワタクシの今後のキャンプ道具殿堂入りに決定。
スポーツスターは自分の使い方が間違っていたのでこんな結果になってしまった。
もう一度、点検をして正しい使い方をして次回キャンプに使用してみようと思いました。

雨もじょじょに強くなってきて風もやばいくらいに吹き始めた。
炊事場の中に残った食材を置いて扉を閉め動物対策を施した後、早々にテントに入りシュラフに潜り込んだ。
ウィスキーを飲んで身体を火照らせながら、心もとないシュラフに新たに購入したインナーシーツと安物シュラフを
もう一つ突っ込み体温で温める。
湯たんぽの湯を沸かす気力はもうない・・・・。




首周りが寒く４時頃に目が覚めた時の気温は５度。
風と雨は相変わらずだ。
タープは大丈夫だろうか？タープの下の道具たちは無事だろうか？

えぇぇい、もうなるようになれ・・・・。


つづく・・・。